毎年、日本の造船所はよりグローバルな存在になっていますが、海外からの雇用や外国の請負業者が増えるにつれて、日本の基準に適った一貫性と品質を維持することが重要になります。 幅広いトレーニングカリキュラムと、企業固有の基準を満たすように、作業パッケージを容易に共有できることを通じて、すべての船舶が御社要件に従って納入されるように取り計らうことができます。
海外子会社と協力する
海外の請負業者と協力し、外国に子会社を設立する日本の造船会社が増えているのは、より大きな世界的潮流に沿ったものです。 異なる拠点で異なるソリューションが採用されている場合、プロジェクト情報の共有や受け取りは困難なものになることがあります。 3Dモデルを使用した統一エンジニアリング環境を実現すれば、パッケージを介したプロジェクト情報の共有が容易になり、以下が可能になります:
- プロジェクトのサブセットを共有する。
- プロジェクト全体を共有する。
- 御社造船所が求める基準を含める。
- 受け取った作業を迅速に検証する。
- 受け取った作業を御社の環境に統合し直す。
品質基準を維持する
海外の請負業者との協力が増えたり、日本国外での子会社の開設を検討するに際して、品質基準を御社造船所の期待に沿い、期待に適ったものにすることが重要です。 包括的トレーニングカリキュラムによって、御社造船所のプロジェクトで働く全員が当初から同じレベルの技能を有するようにできます。

Genoa Design International社は、新たな設計者の全員が同レベルの専門知識で仕事を始めるようにする必要がありました。 Genoa社はSSI Learningリソースを使用して、目の前のプロジェクトを継続しつつ、同時に将来の要求に備えられるように、新人研修プロセスを改善しました。
ケーススタディを読む技術戦略
クラス承認図面を作成する
どこに拠点を置く第三者であろうとも、その第三者から受け取った作業内容は、日本の業界標準の2Dクラス承認図面と互換性を有している必要があると考えられます。
クラス承認図面は多くの場合、船舶モデルとは別個に作成されます。しかし、ShipConstructorのMarineDraftingツールなら、業界標準の造船特有の記号で注釈をつけた、共通の3Dモデルに関連した2D図を作成できます。
レガシー図面作成方法からのモデリング
このデモでは、従来の図面(この場合はPDFとDWGファイル)から3D構造モデルを作成します。 将来の設計のベースラインとなるレガシー設計をモデル化する必要がある場合や、MROに焦点を当てた造船所やオーナー/オペレーターで、改装作業用のモデルが必要になる場合があります。 図面、PDF、画像などの情報を再利用できるため、モデリングがより効率的になり、設計を検証できます。
詳細はお問い合わせください
上に述べた手法、戦略、技術についてより詳しく知りたい方は、以下のフォームにてお気軽に弊社までご連絡ください。