• 日本の造船会社のための戦略
6月 19, 2017
造船

昨年、日本に滞在中、私は前回の訪日と比べて日本の造船業界がほとんど変わっていないのに驚きました。この市場は今も2Dの設計・エンジニアリング ソフトウェアを使用しています。私が質問すると、一部の造船所では、新しい技術の潜在的な価値を認めていましたが、実際にはほとんど技術が進歩していません。

あれから一年が経ち、私は愛媛県今治市でのBari-Ship 2017 に参加し、日本の2、3の造船業者を訪問して、戻ってきたところです。Bari-Shipで私は、Aras Japanと共に、スケーラブルでアダプタブルなPLM platform.に統合された3D設計とエンジニアリングについて造船業者に向けてプレゼンテーションを行いました。私たちは、インガルス造船所においてSSIArasSSI USAおよびARCOS (造船業の変革に主眼を置くSSIの姉妹企業) が共同で行った導入事業を、極めて短期間にどれほどのことを達成できるかの例として使用しました。

さらに、 Laboratory of Practical Technology (LPT) のChanik Shin教授が、稲益造船所の船のためにLPTがどのように3D先行の設計・エンジニアリング手法を導入したかについて プレゼンテーション を行いました。 教授はにShipConstructorでの3D船舶モデルの製作の過程を説明し、基本設計から詳細設計、プロダクションデザインまで同一のモデルを使用してみせました。 図面についてはShipConstructor MarineDraftingを使用して、日本の規格に合わせたものを描き出しました。プレゼンテーションは好評で、立ち見も出ました。 プレゼンテーションは好評で、立ち見も出ました。

変化はあったのか?

これだけの関心があるならば、日本市場はいよいよ3Dに移行しそうだと思うかもしれません。 実際その通りなのかもしれません

実際に設計やエンジニアリングに関わる人々からの一般的なフィードバックは、あまり変化していません。 しかし、設計とエンジニアリングにおける最新の3D技術によって恩恵を受けるであろう人々は、遥かに強い関心を持っています。 中でももっとも熱心なのは、造船所で組立・製造、製造プランニング、そしてモジュラー製造工程に関わる人々です。 これらの工程は、3D製品モデリングソフトなしには効果的に採用することが非常に難しいのです。 成功するためには、組立構造を3Dで視覚化し、シミュレートし、管理し、改造できることが、極めて重要なのです。


造船工程にSSIテクノロジーを投入し、このような工程に投資してきた造船業者の一つが、三保造船所です。 三保造船所は全長100mを超える漁船を専門にしており、2.5ヶ月以下で完全な船体を建造します。 三保造船所は既成部品によるモジュラー工法を適度に導入しており、順調に3Dへの投資を続けるでしょう。

結論

日本の造船業界は、3D設計・エンジニアリング ソフトウェアを採用する方向に向かいつつあります。 設計・エンジニア部門以外の推進者が、新技術導入の動機となっています。 日本の造船業者は、定評のある品質の高さと効率の良さを維持しつつ、コストを競争力のあるレベルに抑えるのが急務です。 前途の暗雲を見逃さなかった企業は、すでに未来に備えて造船業務を変革しようとしています。

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